一日一食が選ばれている理由

健康志向の高まり

近年では世間で様々な健康法が紹介されています。
私たちの生活は戦後さま変わりして、食生活が洋風化したりストレス社会になったり生活が不規則になったりしたことによって、生活習慣病が急増したり慢性的に病気を抱えている人が増えたりしています。
これに伴って長く健康志向が高い状況が続いているのです。

健康志向が高まることによって、私たちの周辺では様々な健康情報が流れるようになりました。
その中で最近話題になっているのは1日1食が体に良いということです。
ここでは1日1食がなぜ体に良いと言われているのか、そしてその効果や注意点について紹介をしていきます。

1日1食健康法の行い方

私たちの食生活はバランスよく30品目を食べることが理想的であると言われてきました。
そのため、1日1食では栄養不足になるのではないか、という違和感があるものです。

1日1食健康法というのは、1日の食事を夕食のみにするというものです。
朝食が最も大事と言われることもあるために、そういった点でも従来の健康法と大きく違っています。

まず、1日3食必要ということがよく言われますが、最近は飽食の時代と言われており、毎日3食摂取すると栄養過多となるということが言われています。
そのため、体にとって必要な栄養だけを摂取するために1食で十分であるということが言われているのです。

食事方法としては、毎日夕食のみ食べること、食事の内容は好きなものを好きなだけ食べて構わないとされています。
はじめのうちは空腹を感じることがあるものの、人の体は慣れてくるのでだんだんと食べる量も減っていきますし、体がその時必要としている栄養を摂取するようになるため、食べるものも体に必要なものを食べるようになっていくとされているのです。

1日1食健康法の注意点

1日1食で良いのはすべての人に当てはまることではありません。
成長期の子供は体を作るためにたくさんの栄養が必要ですから、毎日3食しっかりと食べるべきです。
あくまでもこの健康法は男性であれば30歳以上、女性であれば50歳以上のメタボリックシンドロームの人に向けたものであるとされています。

また、健康法を始めるにあたっては突然1日1食にするのではなく少しずつ慣らしていくべきであると言われています。
体が驚かないように、そしてストレスフルにならないようにまずは朝食や昼食を抜いて1日2食にしたり、食べる量を徐々に減らしたりと苦痛にならないように進めていくことが重要です。

また、1日1食にして体調に変化があれば継続するかどうかを医師に相談するようにしましょう。
健康法のつもりが体を壊しては意味がありません。
人によってはあっていないこともありますから、実践してみて体がおかしいと感じれば即中止するようにしましょう。