健康と温泉の関係性

日本人は温泉好き

日本人は入浴時には昔から湯船に浸かることが当たり前であり、子供から高齢者までお風呂に入ることが大好きです。
もちろん中にはお風呂が苦手、お風呂が嫌いという人もいますが、年齢とともにお風呂好きになる傾向があります。

最近ではお風呂が好きな人がレジャー感覚でお風呂を楽しめる温浴施設も増えていますし、スーパー銭湯のような気軽に行きやすい銭湯も件数が大幅に増えているのです。
こういった面からも日本人の温泉好きであるということが理解できます。

温泉が好きなのには様々な効果があるから

温泉に浸かると自然と「極楽、極楽」というセリフが出たことがある人も少なくありません。
大きなお風呂に浸かって手足を伸ばすとそれだけで大きなリラックス効果がえられます。

また、温泉には泉質というものがあり、入浴するだけで様々な効果が得られます。
肩こりや打ち身が良くなったり、肌荒れが良くなったりお風呂に入るだけでマイナートラブルの解消ができるのです。

温泉の効果

温泉に浸かることで心身ともに健康になれるのにはいくつかの理由があります。
まずは温熱効果です。

温泉に浸かることで私たちの体は血行が良くなり新陳代謝が活発になります。
これにより血管が広がりますし、不要物の排泄が促されます。
また、体全体がポカポカとすることで自律神経の副交感神経が優位になりリラックス効果が得られるのです。

次に、水圧による効果があります。
お風呂に浸かると体はお湯から水圧を受けます。
この水圧で内臓が刺激をされて自然とマッサージを受けている状態になるのです。

水圧を受けることで特に足はリフレッシュ効果が高まります。
足は常に地面に向けているためにむくみやすいですし血液が溜まりやすい場所です。
それが水圧によって循環することで心臓まで血液が戻りやすくなりますし老廃物が流れますから、楽になるのです。

最後に温泉に首まで浸かることで浮力をしっかりと受けることができます。
私たちの体は浮力を受けると10分の1ほどになり大幅に軽くなります。
体が軽くなると脳波のアルファー波がリラックス状態になり体全体にリラックス効果が得られるのです。

また、浮力を受けることによって私たちの体は動かしやすくなり普段よりも運動しやすい状態になります。
お風呂に浸かっている間に曲げ伸ばしをするとちょっとした筋トレにもなりますし凝り固まった体をほぐすきっかけにもなります。

このように温泉に入ることはたくさんの良い効果を生み出すために健康に良いとされているのです。
温泉には泉質がありますから自分の持病やトラブルにあったものに入ることでより健康効果を期待することができます。
ただ温かいお湯に浸かるだけでも効果がありますから、温泉には定期的に足を運ぶようにしましょう。